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労働基準法

労働基準法で有給休暇の日数と繰越は?パートの有給は?

投稿日:2018年3月27日 更新日:

会社で働いていたら、有給休暇って言葉は必ず聞いたことがあると思います。
文字通り休んでいても給与が発生する日のことです。

でも

  • 有給休暇がいつ、何日発生するのか
  • 有給休暇を消化しきれなかったら残った日数はどうなるのか
は気になりますよね(^^)

まず、前提として有給休暇は

  • 6か月以上の継続勤務
  • 全労働日の8割以上の出勤
この2点をクリアすると

法律上当然に

権利が発生します。
本人の請求によって有給休暇の権利が発生するわけではないんですね!

ちなみに・・・
全労働日とは、1年間の働く日。
年間所定労働日数とお考え下さい。

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1.労働基準法では有給休暇の日数は何日になってる?

では、労働基準法で有給休暇は何日となっているのでしょうか?
労働基準法第39条第1項では

使用者は、その雇い入れの日から起算して6箇月以上継続勤務し全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した10労働日の有給休暇を与えなければならない。

と、なっています。

これだけ見ると入社半年後に10日発生するとしか分かりません。
その後の付与日数は原則として以下のようになっています。

継続勤務日数 0.5 1.5 2.5 3.5 4.5 5.5 6.5以上
付与日数 10日 11日 12日 14日 16日 18日 20日

6年6か月以降は毎年20日づつ付与されます。

有給休暇は全労働日の8割以上勤務で付与されますが、
8割に満たなかったらどうなるのでしょうか?

その時はその年度の有給休暇は付与されません。
でも8割以上勤務できれば翌年度からはまた付与されます。

この時の付与日数は
1年6か月の時に付与されなかった
    ↓
次年度は11日付与

ではなく、12日付与になります。
あくまでも勤続年数にあった付与日数と言うことになります。

2.労働基準法では有給休暇の繰越はどうなってる?

前章では有給休暇の原則的な日数を見てみましたが、
有給休暇を日数分消化しなかったら残った日数はどうなるのでしょうか?

有給休暇の消滅時効は2年となっています。

と、言うことは翌年までは有給休暇は持ち越せると言うことです。

入社後6か月経過し、8割以上勤務すると10日の休暇が発生します。
もし1日も有給休暇を消化しなかったら、その10日は残り、
翌年の11日が付与されます。

これで有休残日数は21日になります。

2年6か月では11日+12日=23日
3年6か月では12日+14日=26日
4年6か月では14日+16日=30日

という感じでこれを繰り返すことにより
入社後7年6か月で有給休暇日数が最高の40日になります。

この場合、有給休暇の付与は前年の残日数から使ってもいいですし、
新しく付与された日数から使っても構いません。
これについては会社の就業規則に記載があると思います。

3.労働基準法では有給休暇のパートの扱いは?

今は労働者の知識も豊富になり、社会的にも随分知られてはいますが
未だに有給休暇は「正社員しかとれない」と聞くことがあります。

有給休暇はパートやアルバイトとして働く方でも付与されます。

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パート、アルバイトの方は原則の付与日数の方もいますが、
パート、アルバイとの方は短時間であったり、1週間に数日勤務
という方もいるので

労働基準法、労働基準法施行規則では

週の所定労働時間が30時間未満であって、かつ
・週の所定労働日数が4日以下の者
または
・週以外の期間で所定労働日数が定められている場合は年間の所定労働日数が216日以下の者

比例付与

と言い、所定労働日数に応じた有給日数が付与されます。

週の所定労働日数が5日以上や週所定労働時間が30時間以上の方は
通常の原則通りの付与日数になります。

比例付与は以下のようになります。

週所定

労働日数

1年間の

所定労働日数

継 続 勤 務 年 数
0.5 1.5 2.5 3.5 4.5 5.5 6.5以上

4日 169日~216日 7日 8日 9日 10日 12日 13日 15日
3日 121日~168日 5日 6日 6日 8日 9日 10日 11日
2日  73 日~120日 3日 4日 4日 5日 6日 6日 7日
1日  48 日~ 72 日 1日 2日 2日 2日 3日 3日 3日

こう見るとこんなもん覚えられるかい!!
となりますが、
簡単に日数が分かる計算式があります。

それは

通常の労働者の有給休暇の日数×比例付与対象者の週所定労働日数÷5.2日(端数切捨て)

で求められます。
5.2日とは通常の労働者の週所定労働日数として厚生労働省令で定める日数になります。

例えば週所定労働日数が4日の人の入社6か月後の付与日数は通常の労働者の
付与日数は10日ですので

10日×4日÷5.2日=7.69日
端数切捨てですのでこの場合7日と言うことになります。

ぴったり合いましたね(^^)

今これを見てくださっているパートさんやアルバイトさんも
自分が今何日の有給休暇があるか把握して取得するようにしてくださいね♪

今まで欠勤処理されていたものが有給になると、それだけでいくらかの収入アップですよね(^^)

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